つくしとふくとネコの母

保護猫の里親が書く日記

あの日から七日が過ぎました

 

すずめが空に飛び立ってから、

 

七日が過ぎました。

 

あまりに濃密な時間でした。

 

だから日常に戻ったあとも

 

まだ気持ちが切り替えられないこともあります。

 

それでも2匹の愛猫つくしとふくとの毎日は

 

穏やかで幸せであたたかくて・・・

 

すずめを看取るまでの壮絶な心の痛みを

 

少しずつ和らげてくれます。

 

今日はすずめが生きてきた場所を

 

ゆっくりと歩いてみました。

 

自宅の周辺です。

 

うちへご飯を食べに来るとき以外は、

 

どこで過ごしていたのかわかりませんが、

 

時々近所で見かけることもありました。

 

そんなときに「すずめ」と声をかけると、

 

きまって気まずそうな様子で私の顔を見て、

 

他人のふりして足早に去っていきました。

 

昔、子供のころに飼っていた猫は、

 

出入り自由だったため外で会うこともありましたが、

 

やはり同じような態度だったな・・・

 

猫あるあるなのかな?

 

とはいえ、すずめの場合は

 

ご飯を食べにくるときだって、

 

人間に媚を売るようなことは

 

まったくありませんでした。

 

足にスリスリなんてしないし、

 

滅多に鳴かなかった。

 

とにかく素っ気ないのだ。

 

食べたらすぐに立ち去ってしまうから、

 

手懐ける隙もなかった。

 

そんな子が、うちの玄関先で

 

寝転んでいる様子を見かけるようになったのだから、

 

きっとその時にはもう体調が悪くなっていたのだろう。

 

それでも近寄り過ぎると逃げてしまったのだから、

 

ほんとに警戒心が強く、

 

いつも緊張していたのだろうね。

 

すずめが歩いていたであろう場所には、

 

この季節でも可愛い花が咲いていたよ。

 

やっぱりまだ探してしまうよ、

 

すずめの姿を・・・・

 

やっぱり、まだ寂しいよ。