つくしとふくとネコの母

保護猫の里親が書く日記

猫の保護活動をする方たち


うちの猫たちは元保護猫です。

保護主さんから引き取りました。

 

私自身は家の周りで見かけた飼い主のいない猫のTNRをしたり、子猫を保護して里親を探して託したこともありますが、ごくごく個人的な活動です。

 

ボランティアといえるほどでもなく、ただ目に前にあらわれた小さな命を放っておけなくて動いているだけのこと。

 

しかし保護活動を本気でしている方たちは違います。

 

様々な場所で保護をして、TNRしたり里親を探したり、医療が必要な子は介護しながらお世話しています。

ほんとうに、命と向き合うボランティアは生半可な気持ちでは無理ですよね。

 

金銭的にも厳しいと思いますから、ほんの少しでも手助けになればという気持ちで、寄付できるときには少額を送金したりするのが精いっぱいです。

 

私は自分勝手な人間なので、里親になったからには、我が家の子たちをめいっぱい幸せにしたい。

だから保護活動は目の前に救いを求める子があらわれたときに限られています。

不器用な人間なので、保護した子のお世話をしながら我が家の猫たちを大切にするというバランスが上手くできる自信がないのです。

 

だから保護猫活動をしている方たちは尊敬します。

 

それに比べて‥というのも変ですが、私は政治にかかわるボランティアをすることがあるのでついつい比較してしまいますね。

 

選挙のときのボランティアだけじゃなく、日ごろから支持政党の機関紙などをポスティングしたり、所属議員や候補予定者の応援に行ったりします。

 

しかし、それは基本的に

 

自分がやりたいとき

やりたくなければやらない

暇ならやってもいい

時間つぶしと同じ

 

そんなレベルなのです。

 

信念をもって政治活動のボランティアをしている人もいます。

ですが、それは義務ではないのでいつでもやめられます。

 

やりたい時だけでOKなのが政治にかかわるボランティアなんですよね。

 

自分の生活を守りながら、自分の無理のない範囲で活動する。

 

しかし猫の保護活動はそういうわけにはいきません。

 

猫の保護のために、自分の時間を注ぎ、自腹で育て、医療を受けさせて、生活の基盤が崩れる寸前まで頑張っている人が多いのです。

 

お金に余裕がなければ猫の保護活動なんて無理‥と思ってしまうのも仕方ないです。

だって、ほんとに自腹では破綻しますから。

野良猫だからといって、医療費を安くしてくれる良心的な動物病院なんて少数派です。

 

政治にかかわるボランティアをしている人の中に、そこまで費やしている人がいるでしょうか。

少なくとも私が知る限りではいません。

それが当たり前だと思います。

 

猫の保護活動とはレベルが違います。

命を救うための活動だからです。

 

でも、それでも私はどちらにも少しずつかかわり続けようよ思っています。

政治が変わらなければ、不幸な動物も救われないからです。

極論ですが、人間の未来なんてもうどうでもいいとすら思います。

 

人間が地球を破壊してしまうまでカウントダウンが始まっているように感じます。

もしも人間だけが滅びれば、動物たちは幸せになれるのかわかりません。

ですが、人間のせいで傷ついたり、苦しむ動物がいるのなら、人間の責任で救わなければいけないと思うからです。

 

私は私にできる範囲でしか活動できないけれど、猫が幸せに生きられるような世の中になるための一滴になりたい。