つくしとふくとネコの母

保護猫の里親が書く日記

緩和ケアを選択したことへの自問自答

 

動けなくなり、

体重は2キロまで減り、

弱り切った状態で見つけたすずめ。

 

4年半前にTNRしたときから、

最後の時に姿を見せてくれるかどうか

考えては切なくなるときがあった。

 

今は、自宅の中にいて、

いつでも様子を見られるのは

私にとって幸せな時間だ。

 

ただ、すずめがあの状態になるまで

衰弱しきった原因は消えていない。

 

腸のまわりの腫瘍と

片方が委縮してしまった腎臓。

 

ステロイドのおかげで、

今は炎症が抑えられているようで、

食欲は旺盛だ。

 

こんなに食べるのは、

今までにもなかったくらいだ。

 

この状態がどこまで維持できるのか。

 

もしもゆっくりと進行するものだったら、

まだ抗がん剤治療などの効果が期待できるかも。

 

そう思ってしまうと、

自分が出した答えに迷いが生じる。

 

私は、すずめを見殺しにするのか・・と。

 

たまらず獣医師に相談ダイヤルに電話する。

 

さらに相談に乗ってもらっている

地元の保護団体の方にも話を聞いてもらう。

 

自分の選択が間違っているどうかわからない。

 

でも、やはり私の前で動けなくなっていたのは、

私に何かをしてほしかったからだと思う。

 

私は神でもないし、医者でもない。

 

私にできることは、

あたたかさと安全と美味しいご飯を

提供することだけだ。

 

今は、一日で長く、一食でも多く、

美味しいご飯を食べて、

あたたかいベッドでウトウトして

過ごして欲しいんだ。