つくしとふくとネコの母

保護猫の里親が書く日記

すでに耐性菌になっていた緑膿菌

うちのつくし4歳の女子

 

子猫のころから鼻炎もちで、いつもくしゃみをしては鼻水を飛ばしています。これまで放置していたわけじゃなく、何か所もに動物病院を受診して何とか治してあげたいと思って努力してきました。

 

しかし治らず。

その理由は、動物病院選びを間違えてしまったことと、抗生物質の内服を始めると嘔吐と下痢になるので治療が中途半端になってしまったことです。

 

薬ではなく、サプリメントや自然由来のもので何とか対処しながらやってきましたが、スッキリしたことはほとんどありません。見ているのもツラいので、色々なことを試してきました。数え上げたらキリがないほどです。

 

今年の10月のことです。うちのふく君(オス猫3歳)がMRIの検査を受けることになった日に、つくしはひどい鼻詰まりから発作のような咳が出ました。そのまま家に置いていくわけにはいかないと思い、ふくがお世話になっている動物病院で預かってもらいました。

 

その日に鼻のレントゲンと鼻腔内の培養検査をしてもらい、鼻炎の治療法を探すことになりました。結果は緑膿菌という細菌が出ました。

 

この緑膿菌は水まわりなど、どこにでもいる細菌ですが、免疫力が落ちていると感染してしまうそうです。鼻腔内、とくに副鼻腔に定着してしまうとかなり治療が難しいことがわかりました。

 

しかも、今まであまり薬剤による治療をしてこなかったのに、すでに耐性化しているのか、感受性のある(効果のある)薬がとても少ない!

 

つくしの鼻から採取された緑膿菌に効果があるとしても、腎臓などへの副作用のリスクがあるから使えない・・。唯一点鼻薬で効きそうな薬があるけれど、もしもそれを使って耐性ができてしまうと、ほんとに悪化したときに使えるものがなくなってしまう心配もある。

 

ご飯を食べられなくなるとか、口呼吸しないといけないほどのひどい鼻詰まりではないので、他の薬剤で何とか対処療法でやっていくしかないという見解でした。そこで内服ではなく副作用のリスクが低いネブライザー治療を始めることにしたわけです。しかし残念なことにネブライザー治療に使う薬液の選択が的確じゃなければ大した効果は得られないようです。

 

1日2回から3回、毎日ネブライザー治療を10日以上続けるなど、短期集中で行えば効果はあるのかも知れませんが、それは飼い主にも猫にも負担が大きすぎます。生活しなければいけないし、猫だってネブライザーのたびに箱にいれられるなんてストレスでしょう。

 

まだ数えるくらいしか行っていませんが、目に見える効果はないので、薬液を使わずに生理食塩水だけで鼻粘膜を潤すケアだけにするかも知れません。まずもって、鼻水の培養検査をしてくれた動物病院の看護士の人の対応があまりにひどくて病院を変えることになったため、ネブライザー用の薬液の処方をしてくれる病院が見つからないからです。

 

ここ、一応首都圏なんですよ。車で30分くらい走れば東京都内というところなのに、頼れる動物病院が近くに見つからない!通院ストレスを考えると遠方まで行くのは避けたいけれど、市内に50件を超える動物病院があるのに評判の良さそうな病院が見つからないってどういうことなんだ。

 

つくしは今日もクシャミをしては鼻水を飛ばしています。どうにかならんのかなぁ、ほんとに。治してあげられない自分に腹が立ちます!