つくしとふくとネコの母

保護猫の里親が書く日記

ふくのてんかん治療について

 

特発性てんかんの治療をはじめて一か月半が経ちました。薬のおかげなのか、一度も発作は起きていません。

 

そもそもてんかんだったのか?という疑問もありますが、薬をやめるのはリスクが大きいので続けることになっています。

 

つい5日前に新しい動物病院へ行き、今飲んでいる薬の効果や副作用について確認するために血液検査を受けました。院内検査の結果では肝臓の数値が少し心配だったので肝臓をケアするサプリを飲み始めています。コンセーブという抗てんかん薬の効果を調べるのは院外の業者で検査が必要だったので、その結果は後日電話で・・ということでした。

 

その結果が本日、病院からありました。結論から言うと、血中濃度ではほんの少々低かったのですが、今の状態で発作が出ていないのであれば薬の量を増やさずに経過を観察するという方向性になりました。

 

最低容量ですが、今のまま発作が起きなければ肝臓への負担を考えて薬を増やすのは心配だったので、現状のまま経過観察となって良かったです。

 

さて、この結果を伝える電話ですが、動物病院の獣医師が直接電話をくれました。そして丁寧に説明してくれて、最後には「何か心配なことや聞きたいことはありませんか?」と言ってくれました。

 

じつはこれは私にはとても安心できることなんです。というのも、以前にふくがかかっていた動物病院は、獣医師と電話で話すことは滅多にできませんでした。たまたまふくが1歳半のときに肥満細胞腫という腫瘍ができて、それまでのかかりつけの病院の手術の予約が取れなかったために腫瘍認定医の病院を探して見つけたときに電話すると、獣医師が電話に出たので経緯を話してその病院で手術を受けることにしたのです。

 

手術までのスケジュールもスムーズで、受診した翌々日には手術できました。そして今回も脳腫瘍が疑われる発作があったためにMRIの検査が必要になったときも、すぐに手配できたのでスピーディーなのは間違いなく、獣医師が優秀なことも間違いなかったのですが・・何しろ他のスタッフの対応が悪すぎるのです。

 

思い起こせば、ふくの肥満細胞腫の切除手術のあとに、遺伝子検査の結果を知らせる電話の対応はとにかく最悪だった。「悪い遺伝子がありました」というぶっきらぼうな言い方で、ではどうすればいいのか、何を注意すればいいのかなどの話は一切ありません。

 

そのスタッフの電話対応は、つくしの鼻水の培養検査の結果でも同じでした。「薬が効かない細菌が検出されたので、薬では治療できません」と。ではどうすればいいのか?と思いますが薬が効かないのであればあきらめるしかないと受け止めるしかありません。ですが実際にはすべての薬が効かないわけではなかったのです。そのスタッフは同一人物ですが、全てにおいて説明不足、言葉が足らない、確認不足、思い込みで伝えてしまうという始末。

 

獣医師がとても優秀なので、勿体ないと思います。しかし、獣医師がスタッフの教育を放棄しているのであれば、飼い主としては通い続けるわけにはいかないのです。今回新たに検査をお願いした動物病院は、まだ若い院長ですが、丁寧に説明して安心させようという気持ちが伝わる対応でした。腫瘍認定医なので肥満細胞腫の既往歴のあるふくにとっても安心です。

 

動物病院を選ぶのは、猫のことを第一に考えるのはもちろんなのですが、飼い主がストレスを感じながら通うのもオカシイと思うのです。やはり疑問や不安を抱えながら猫の命を任せるなんて怖いですから。そういう意味でも動物病院選びの難しさを実感しています。今回の病院と長いお付き合いができればいいな。