つくしとふくとネコの母

保護猫の里親が書く日記

ふく君の検査の結果

 


脳腫瘍、脳炎などの疑いがあると言われた愛猫ふく君

 

まだ3歳なのに・・・

 

もうショックで食事ものどを通らない日々でした。

 

しかし、泣いて暮らしているだけでは

 

ふくを救うこともできません。

 

ハッキリさせるためにも、

 

MRIと脳脊髄液採取を受けることになりました。

 

2022年10月2日検査当日の朝

 

絶食絶水のためケージで待機させました。

 

先輩猫つくしが急に猫風邪悪化のため、

 

病院へ預けてから都内へ向かいました。

 

外見的には普通の動物病院ですが、

 

MRIとCTによる検査を専門にしている施設です。

 

詳しい問診を受けて、

 

2時間半~3時間後にお迎えという流れです。

 

スタッフの方々も担当医師も女性ばかりでした。

 

とてもやさしく、丁寧に接してくれて、

 

不安と恐怖で押しつぶされそうな飼い主は救われます。

 

ふく君の検査をお願いして、

 

私たち夫婦は院外に出て昼食のためファミレスに。

 

考えてみると、ふく君の体調に異常が出てから、

 

何を食べても味がしなかった。

 

無理に食べているだけで、

 

ほんとに食欲もなくて気付けばあっという間に

 

5キロも体重が減っていた。

 

検査が終わるのを待つ間に食べた昼食も

 

いったい何を食べたのか思い出せないほど。

 

ほんとに私も旦那さんも

 

精神的にギリギリの状態でした。

 

お迎えの時間になり、

 

担当医師はMRI画像のデータ処理をして、

 

主治医へ検査結果を電話で説明しているところでした。

 

結果は、脳腫瘍や脳炎症などの病変はなく、

 

採取した脳脊髄液内の細胞も病変を

 

疑うような要素はなかったのです。

 

担当医師も主治医も、

 

脳脊髄液の詳しい検査は必要ないと思うという見立て。

 

つまり、脳腫瘍などの疑いが見られないので、

 

特発性の脳神経障害によるてんかんと考えると。

 

てんかんはいつ発作が出るかわからないので、

 

薬を飲み続けることになるでしょうし、

 

それはそれで怖いことなのです。

 

でも、生きられる

 

それは私の前からふく君が消えないということ

 

私は膝から崩れてしまうほどの安堵感で泣きました。

 

今回ふく君には、

 

左右の黒目の大きさが違うという症状が

 

数時間出ました。

 

半日でほぼ正常に戻りましたが、

 

そのことで医師たちは皆「脳腫瘍」を

 

疑ったのです。

 

黒目の異常が消えたあと、

 

一週間後に嘔吐して倒れることが2回あったので、

 

きっと黒目の大きさが左右違う縮瞳による瞳孔不同は

 

てんかん発作の前兆だったのではないかと考えられます。

 

脳腫瘍によっててんかん発作を起こすこともあるので、

 

同じような症状が出たのなら、

 

安心のためにもMRI検査をおすすめします。

 

MRI検査の費用は12万円でした。

 

それまでの血液検査、眼球の精密検査、

 

レントゲン、超音波なども含めると

 

ちょっと怖いくらいの出費ですが、

 

ふくは年間支払限度額70万円までのペット保険に

 

加入しているので、少しは保険も役に立つと思います。

 

ふく君だけじゃなく、

 

この夏はつくしも病院通いが続きました。

 

猫風邪の鼻炎の治療方法を見つけるために

 

細菌の培養検査も受けることになったため、

 

医療費でお財布はやせ細りました。

 

保護猫でもペットショップで買った猫でも、

 

飼い主の愛情は同じです。

 

猫たちが健康に生きられるためならば、

 

できることは精一杯したいのです。

 

お金をかければ幸せなわけではないですが、

 

生きるための出費を惜しむわけにはいきませんからね。

 

何はともあれ、ふく君が余命宣告されることはありませんでした。

 

ふく君がてんかんと上手く付き合っていく方法を

 

探していこうと思います。