つくしとふくとネコの母

保護猫の里親が書く日記

ふく君の検査当日につくしが!


画像は空を見るつくしです。

 

男子猫3歳のふくに脳腫瘍の疑いがあり、

 

MRIで詳しく検査することになりました。

 

全身麻酔で行う検査なので、前日の夜から絶食しました。

 

夜中のカリカリのつまみ食いなし。

 

水は午前9時以降はダメです。

 

つくしも絶食絶水させるわけにもいかないため、

 

午前9時以降から家を出るまでの

 

約1時間ほどはケージのなかで過ごしてもらうことにしました。

 

ところが、ふくを2階の寝室のケージに入れ、

 

つくしは1階でドライフードを食べて、

 

あとは人間が外出する支度をして・・・

 

というタイミングでした。

 

フードを食べ終わったつくしが2階へ行った後、

 

寝室から妙な音が聞こえてきました。

 

慌てて寝室へ行くと、つくしがひどい咳のような

 

逆クシャミのような状態が続きとても息苦しそうにしています。

 

何度も咳が出て、ぜーぜー、ゼロゼロと

 

変な音が鼻の奥から聞こえてきます。

 

今までにも猫風邪がひどくなると

 

咳のようなものが出ることはありましたが、

 

ここまで続くのは初めてでした。

 

あと30分ほどで家を出なければ、

 

ふくの検査の時間に間に合わない。

 

でも、こんな苦しそうにしているつくしを

 

一人で家に置いていくわけにもいかない。

 

そこで急遽、病院で預かってもらうことにしました。

 

ふくの検査が終わったら、

 

いずれにしても採取した脳脊髄液を

 

病院へ持ち込んで外部の検査に出すので、

 

夕方までには立ち寄る予定です。

 

であれば、病院で預かってもらうしかない!

 

幸いにも快く引き受けてくれて、

 

ふくの検査のために都内へ行っている間の時間で

 

つくしの鼻腔内の検査もしてもらうことにしました。

 

ほんとはひとりでのんびりと

 

日曜日の昼下がりを静かにお留守番してもらう予定だったのに、

 

急に具合が悪くなったので仕方ありません。

 

ふくとつくしをそれぞれキャリーに入れて、

 

急いで病院へ行き、つくしを預けてふくの検査へ向かいました。

(ふくの検査については、別に書きます)

 

ふくの検査が終わり、

 

つくしを迎えに行くと、

 

大きな声で鳴いていました。

 

つくしは猫風邪による鼻炎が長引き、

 

慢性的な鼻炎症状があります。

 

悪化すると今回のような咳込みもあるため、

 

この機会にしっかり鼻の状態を調べてもらい、

 

治療法を考えることにしました。

 

今回は、院内での簡易的な検査の結果、

 

ブドウ球菌などの細菌がみられました。

 

詳しい検査は1週間くらいで結果が出ますが、

 

ひとまず抗生剤での治療が必要だという診断に。

 

ただ、つくしは抗生剤を服用すると、

 

嘔吐や下痢という消化器の副作用が出るので、

 

今まで猫風邪の治療が上手くいきませんでした。

 

病院を変えても、結局は同じ。

 

他の方法を考えてくれないため、

 

つくしに苦しい思いをさせてしまいます。

 

猫風邪に効果のあると言われるリジンのサプリや

 

免疫力を上げるサプリや天然の抗生剤とも呼ばれる

 

マヌカハニーやコロイダルシルバーなども使いました。

 

マヌカハニー蓄膿症に効くと言われている

 

なたまめ茶で薄めて点鼻したりもしました。

 

しかし、スッキリと治ることのないまま

 

つくしは鼻タレ娘のままでした。

 

そのことを獣医師に伝えると、

 

2週間効果が持続するコンべニアという

 

抗生剤の注射を使ってみることになりました。

 

コンべニアを使うのは、

 

つくしが避妊手術をしたとき以来です。

 

生後5か月のときに避妊手術をしましたが、

 

傷の化膿を防ぐための抗生剤に使いました。

 

そのときは投薬の手間が省けることから選択しましたが、

 

もしも内服させていたら、手術後なのに

 

嘔吐や下痢で苦しめてしまったでしょう。

 

獣医師コンべニアを選択して、

 

迷わずに対応してくれたので、

 

その夜のつくしの鼻や呼吸は随分と

 

ラクになっているように見えます。

 

これでスッキリしてくれれば、

 

今後の鼻炎の悪化時にコンべニアが使える可能性が

 

見えてきました。

 

ただ抗生剤は耐性菌を作るため、

 

多用はできません。

 

ほんとに悪化したときだけというつもりで、

 

日頃からの免疫力アップに心がけたいと思います。

 

それにしても、ふくが脳腫瘍かも知れないなんて

 

心臓が縮み上がるような恐怖を感じていて、

 

いよいよMRIの検査という日につくしの猫風邪悪化とは・・

 

まるで嵐が2つ同時に襲ってきたような日でした。